青の記憶と春の思い出

※2021年3月31日の雑感を今更ながら消化します

 

 

現実味なくてずっとふわふわしてた。そんな気持ちのまま始まったパンダドラゴン祐矢さんの卒業コンサート。7人でやる最後のライブとは思えないような青春満開!キラキラ!なパフォーマンスだった。音源よりも声の厚みが増して安定した歌声になってた。ハモりも然り、ダンス、個々のカメラアピール、何もかもレベルが高い。アイドルとしての魅せ方を研究してるのが分かるし、今回にかける特別な思いが強く伝わってきた。

さて、推しの話とか特に印象に残った話をば。

ワンコーラスメドレー、ユニ曲など怒涛のセトリ。純粋に体力どないなんだが。たいがちゃん監修の天才的なセンスが光る制服衣装を身に纏い、心の底から全力でアイドルしてた推したちはとにかく眩しい。とにまぶ。(略すな)

なぎちゃんメイン曲、愛されキャラでごめんなさいの最後のとどめフレーズ、「ごめんね」のウルトラスーパーミラクルキュートなピュアピュアなぎちゃんのvoice &moveで心を鷲掴みにされるわたし。なにあれ可愛すぎてキレそう。後日、振付がかの有名ないりぽん先生だということを知って、納得オブ納得した。頭が上がらない。個人的推し曲NANANAの「ブレイク」も言わずもがな。

さまざまな表情を魅せてくれたなぎちゃん、純粋で真っ直ぐでかっこよさも可愛さも兼ね備えた現役男子高校生アイドル、強すぎる。唯一無二のポテンシャルの高さには驚かれたし惹き込まれた。

ユニ曲、みうちーずは幸せ未来永劫だね。R!D!D!からのセンチメンタルは瞬時に2人のアダルティな世界観が作り出された。スノダンはどこを切り取っても宗教画。オタクは背中合わせの構図が好きなのをよくご存知で。ビバチャも雪月花も振付とフォーメーションが気持ちいいくらいにハマってて好き。ネオトラでまさかの特効が採用されててかなり驚いたがどこか成長を感じた。

 

いろいろ浸っているうちに、聴き覚えのあるイントロが。

 

「君の心を漂白します〜🎶」

「この曲でパラゴンになりました〜!」

 

そう言って祐矢さんが白服さんのソロ曲を選んでみんなが歌ってくれた。さすがに涙ちょちょぎれ案件だよ。底抜けに明るい曲なのに。

 

パラゴンは個性の光る楽曲が多く、歌割りが天才ということにも改めて気づかされた。というのも、キラペダ2A「ブレーキのかけ方は知らない 大人になれば分かること」、SONOKI 1サビ「(年下だってバカにすんな)抱きしめるくらいできる」はいずれもなぎちゃんのパート。グループ最年少の彼が歌う事に意味を見い出してると思う。自分の中で毎度聴く度にエモさを感じる胸熱ポイント。こんな感じで当て書きじゃね…?っていうような部分のある曲が結構あって、メンバーそれぞれの人柄を知るとより曲も楽しめるという素晴らしい仕組み。パラゴンだけじゃなく株式会社DDのグループ全体に当てはまることだとも思う。

 

お手紙読み。祐矢さん本人の紡ぐ言葉が全て。自身の成長のためにもこちらが想像している以上に沢山悩んで考えてたんだな。「正直卒業して欲しくなかった」と綴ってた6人。その気持ちをぶつけてくれてこちらも救われた。心から信頼しているからこそパラゴンらしいステージが成り立っていたのは間違いない。あと、揃いに揃って祐矢さんのこと変な人認定してたの微笑ましい。当日、パラゴン以外のグループの人たちもツイートして、彼らの晴れ舞台を応援してた事実にも泣ける。愛されてる証拠だね。

 

なんだかんだ昔からさまざまなアイドルグループに触れてた身として、卒業の場面はかなり目の当たりにしてきた。永遠じゃないのは重々分かっているけど寂しいものは寂しい。きっとメンバー同士で過ごした時間はかけがえのないもので、生まれもバラバラで個性豊かな人が集まったのは奇跡だったと感じる。ステージからキラキラした表情で歌やダンスを届けてくれてるのを観て、感動しない訳ない。これまでの人生においてつらくてどうにかなりそうな時に楽曲や存在に救われたのは紛れもない事実。

 

これからもみんなの人生に沢山の幸せが訪れますように。